アーノンクール『音の話法としての音楽―新しい音楽理解への道』(2)「私たちの生活における音楽」読解(抜粋)

そのような単に「美しい」だけの音楽など、かつて一度も存在したことはありませんでした。 そうして誰もが、音楽の価値と演奏について判断し意見を述べることは正当でみずからにその資格があると感じてしまっているのです。 「私たちの生活における音楽」 中世からフランス革命に至るまで、音楽は私たちの文化、つまり私た…