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フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

MDR交響楽団 準・メルクル指揮 2010年3月21日 コンツェルトハウス・ベルリン

2010年3月21日(日)

Konzerthaus Berlin

MDR-Sinfonieorchester Leipzig

Jun Märkl

Herbert Schuch, Klavier

Robert Schumann Ouvertüre zu Schillers „Die Braut von Messina“ op. 100

Ludwig van Beethoven Klavierkonzert Nr. 1 C-Dur op. 15

Robert Schumann Sinfonie Nr. 3 Es-Dur op. 97

アンコール シューベルトの何かピアノ、最後トロイメライ。

ピアノ協奏曲の時 12,10,8,6,4

座席 3階右1列43番

 良い演奏会だった。席がらがらだったけど。多分知られてないんだろうなこの演奏会。年間のプログラムに載ってなかったから。1階席と2階正面だけで足りそうなくらいだった。舞台は編成が大きいため前面部分が追加されていた。

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(開演前。これはまだ開場直後だから人が少ないが、宣伝不足のせいか開演しても空席が目立った)

 まず最初の曲が始まった瞬間、MDRの響き良い&やっぱりここの音響はフィルハーモニーより良い、って思った。そもそもKHで一番悪い席である3階2列目がすでにフィルハーモニーのAかBブロック並みの近さ・臨場感・響きなんだもん。全然3階で良いし。

 オケに関して、もっと上手いオケはたくさんあるだろうが良い音だ。あとやっぱりオケと指揮者はセットのほうがいい。客演よりも。客演は客演でいいんだけど。

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(見ての通りきれいなシューボックス型(例オペラシティホールなど)。見えているのは正面2階席。ここは良い席です。個人的にはこの手の席は高い割に舞台から遠いのであまり好きではない。ただここの2階正面席はオペラシティのよりも舞台に近い、気がする。)

 今日のピアニストはすっごい良かった。全然期待してなかったから本当にびっくりした。いいじゃん!って。準・メルクルも上手く合わせるんだな、これが。音楽づくり・意思の疎通がしっかりしている。協奏曲としてとても満足のいく演奏だった。一つの協奏曲を聴いた、っていうことではベルリン・フィル&ラトル&内田の時よりなにか充実感があった。そりゃすごいに決まってるんだけど、一つの協奏曲を聴いたというよりベルリン・フィル&ラトルと内田とを聴いたって感じで。今日みたいな細部まで神経の通った演奏をいつも聴きたいものだ。

 そして「ライン」(の演奏)が良かった。今日はMDRでしかも準・メルクルが指揮だから、曲が「ライン」でも我慢して行ったわけだけどこれが良かった。この曲は今でも良い曲だと思ってないけれどもあれだけの演奏をしてくれると嬉しくなるしわくわくする。メルクルのやりたいことが伝わってくる。「ライン」を聴いて初めて嬉しくなりわくわくした。それでも曲自体は未だに良いとは思ってない。けど前よりは良いと思うようになった。なぜならその曲の演奏によって感動することができたから、できることがわかったから。帰ってSWR&ノリントンの録音聴いたけど全然だめだ、もはや生ぬるく感じてしまう。

 そしてやっぱり指揮する姿がきれいだった。かっこいいな。カーテンコールでもかっこいい&お茶目。

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