フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

ベルリン・ドイツ交響楽団(Deutsches Symphonie-Orchester Berlin) ノセダ指揮 2010年4月18日 ベルリンフィルハーモニー

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2010年4月18日(日)ベルリン・ドイツ交響楽団(Deutsches Symphonie-Orchester Berlin (DSO))

ベルリンフィルハーモニー

指揮 ジャナンドレア・ノセダ

ヴァイオリン ジムズ・エーネス

ミェチスワフ・カルウォーヴィチ* „Bianca da Molena" (14.12.10.8.6?)

アントニン・ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲イ短調 (12.10.8.6.5)

セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番変ロ長調 (16.14.12.10.8)

(*Mieczysław Karłowicz, 1876ー1909, ポーランドの作曲家)

今日は並びがVn.1,Vn2,Cello,Vaだった。

Zugabe Paganini cappuricioso nr. 16 ?

 クラシックカードで8ユーロ、しかもAブロック右2列5番。素晴らしいね。いとも簡単に。そして結構すいていたので8列14番に座った。中央の良い席だ。PHはやっぱりAブロックがそのまま良い。響きの中に浸れる。今日の演奏会は来てよかった。良い演奏会だった。この前のBPO(アンドラス・シフの時の)より良かったと思えるものだった(値段と質の関係から言って。緊張感もあったし)。席も良いってのもあったと思うけど。ノセダは前に聴いた時よりもカッコ良くなっていた。指揮ぶりは確かにあのダサさだけど、それもなにかさまになってきた感がある。コンマスは中国人だった。すらっとした感じで、若干頼りない感があったけど爽やかな感じで良いと思います。

最初の曲は作曲家の名前も何も知らなかったけど悪くなかったと思う。

 ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲良かった。ソリストなかなか良かったな。あの待ってる時楽器をわきにかかえて立ってるのもなんか新しいな。まぁ新しいとかじゃないけどかっこいいな。3楽章の終りの方で大きな間。きまってたね。ただソリストは時々音量が足りないかなと思うこともあった。でもタイプ的に好き。なかなかvernünftig(理知的)な演奏家。

 プロコフィエフ5番。なかなか良い曲だと思った。演奏。凄い集中力。会場全体が集中してた、集中させられてた。引き込まれてたね。あれはもちろん演奏してるオケ自身となによりノセダの力。彼はこの曲に自信があるようにみえた。説得力があった。安易な例えだがゲルギエフっぽいと言えるかな。実際ゲルギエフに師事していたみたいだ。まあそういうことは置いておいても、打楽器が効果的だった。ホルンあの上手い人いた。チェロトップすごい人のよさそうな人だな。などなど席が近いので余計なことを。。。

 カーテンコールでは丁寧に礼。2008年3月にBBCとのシベリウス(独奏はヒラリー・ハーン)を聴いたときにもっと高く評価しているべきだったか?なんかあの時は指揮姿のダサさしかノセダについての印象が無い、と言ったら言い過ぎだがそんなところだった。少なくとも今日とても良いと思うようになった。

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