フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

ギドン・クレーメル&クレメラータ・バルティカ 2010年5月30日 ベルリン・フィルハーモニー

2010年5月30日(日)Gidon Kremer

Kremerata Baltica

Antonio Vivaldi „Der Sommer“ Bearbeitung für Vibraphon und Streicher

Raminta Serksnyte „Midsummer song“ für Streicher

Giya Kancheli „EX contrario“ für zwei Violinen, Streicher und Synthesizer

Alexander Raskatov „The Season's Digest“ für Violine und Kammerorchester (Nach Tschaikowskys „Jahreszeiten“ op. 38)

Astor Piazzolla „Los cuatro estaciónes portenas“

Bブロック左1列9番

アンコール曲 不明(3、4分の静かな曲)

 今日はギドン・クレーメル、売り切れになるとまずいと思ってちゃんと1時間ちょっと前までに来てチケットを手に入れる。15ユーロ。自分の前に並んでいたおじさんは東京で予約してきた模様。後ろの二人は日本人女性だった。フィルハーモニーのチケット売り場で前からも後ろからも日本語が聞こえてくるから不思議な感じだった。入ってみるとホールはがらがら。5割いってなかったな多分。席は良い所。最初のヴィブラフォン独奏によるヴィヴァルディの「夏」は拍手結構盛り上がった。ちょっとミスが多かったけど。

 3曲目でクレーメル登場。ちょっと長かったな。後半は(も?)面白い曲だった。クレーメルは右奥の扉から引きながら登場し曲が始まる。弦の後ろ=ピアノの前に譜面台がありまずそこにたどり着きまた移動してコントラバスの後ろに行った後に前に出てくる。譜面台と椅子がある。また移動して今度は1ヴァイオリンの一番後ろに座り演奏。そして弾きながら出て行きその後曲終了。

 最後の曲は普通にソロの位置で。ところどころヴィヴァルディの四季が聴こえる。特に最初の方は夏が。一番最後全員伸ばしている間にヴァイオリンの後ろの4人だけが仲良く春の有名なフレーズを弾いて終り。

 ギドン・クレーメルに関しては、ちょっともう全盛期は過ぎてるなという印象を受けた。1947年生まれ、63歳かぁ。まあ聴けて良かったけれども。

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