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フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

ベートーヴェン・ブルックナーツィクルス ベルリン国立歌劇場管弦楽団 バレンボイム 2010年6月21日 フィルハーモニー

2010年6月21日(月)Staatskepelle Berlin Beethoven-Bruckner-Zyklus

Beethoven Klavierkonzert Nr. 3

Bruckner Nr. 5

12,4,6,8,10(昨日より少し増し)Cl1

18,9,11,14,16 全て倍(木管各4、右に二列でホルン8、左トランペット6、真ん中トロンボーン6、チューバ2(3/1+3/1の並び、ティンパニ2、)それでも舞台には昨日と同じくカメラ4台。舞台にびっしり。壮観。ティンパニはトップのほうがあの上手い人、2番が昨日の人。

右の立ち見席。

 開演一時間前にトーマスとあって散歩して戻ってきてそれでも彼は当日券が取れなかったから残念ながら帰った。多分長いお別れ?

 今日は開始前にはあの大げさな照明は消えていて開始直前に点灯。そして昨日聴こえた電気の音もなくなっていた?少なくとも残響に共鳴する不快な金属音は無くなっていた。

 ピアノ協奏曲第3番。この曲は1、2番よりもベートーヴェン全開で結構好きな曲。バレンボイム凄いな。あんな、自分の間。1楽章始めの方のブレンデルが即物的にぱっといくあの箇所は後ろの音が遅めにテンポは少し崩し気味で出てきた。最後オケを指揮してて自分のパート1小節ちょい弾き忘れていたな、あの降りてくるところ。あわてて?弾き始めてちょっとずれてたけどまあよし。弾き振りのためにピアノのふたが無いからピアノの音がやはり普段より大味に聴こえてしまう、と今日思った、昨日はあまり思わなかったけど。カデンツァ(ベートーヴェン)終わったあとのピアノの歩み方が良い。タターンの間。その後急激なクレッシェンドで終りへ。2楽章はすごいゆったりと。回想するように。昨日もそうだけど3楽章はみんな咳してるあいだにさっさと始める。待ってられないよって感じで。

 ブルックナーは舞台がもう壮観。この編成は見た目ですでにすごい迫力。5番は大交響曲だという、5番にかける意気込みが感じられる。でもティンパニは2台要らなかったと思う。片方はほとんど叩いてなかったし、叩くとしても楽章の終りのところだけ。一か所だけ4楽章で補填のほうが代わりに叩いてたが。トロンボーンとチューバもそんな感じ。木管とホルン以外はいいんじゃなかな。まあその分大迫力だったけど。始めのピッチカートの緊張感、あの雰囲気はたまらないな。何かがこれから始まる、秘めた響き。コラールのところはまるで巨大なオルガンを聴いてるようだった。ヴァントみたいにがちがちすぎずに柔らかいところ、歌うところ、踊るところ(特に3楽章)、回想するところ。特に4楽章始めの方のクラリネット、あの動機の際立たせ方。その後のすごい長い間。弦が低音から順に出てくるフーガ。構造がしっかりわかる明晰さ。実演で良い演奏だと長く感じない。長かったけど。ドイツ人の聴衆も最後の方はけっこうだれてた。長い・・・って感じで。確かに長いな。ティンパニ今日はあの人だったけど、どうだろう今日はそこまで特別良くはなかったか。一か所、3楽章の前半の終り、なぜ決め打ちしなかった、いやなぜできなかったのか?最後の音が鳴り響き最初に一人が長いブーを飛ばした。それ以外は昨日のように大喝采。でもブーはわかる。最後はほとんど力任せな感じがしなくはなかったから、というかした。あの編成で全員で思いっきり演奏したら迫力はあるけど。凄い大音量で年寄り方には受けないか。というかそういうことよりも、バランスも何も無いというのが問題だな(最後全員で思いっきりやってたところに関して)。造形がきっちりしてくれないと、迫力はあるけど。昨日の4番の方が全体に良かったか?でもこんな本気な5番を聴けて良かった。こんな真剣勝負な演奏会はなかなか聴けないから。

 

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