フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

ベートーヴェン・ブルックナーツィクルス ベルリン国立歌劇場管弦楽団 バレンボイム 2010年6月26日 フィルハーモニー

2010年6月26日(土)Staatskepelle Berlin Beethoven-Bruckner-Zyklus

Beethoven Klavierkonzert Nr. 2

Bruckner Nr. 8

10,3,4,6,8,Fl1,クラなし、ティンパニもなし

16,8,10,12,14,Hr5,Wtuba4,Tr3,ハープ左に3人、打楽器ティンパニ+2人

立ち見右、左。

 ピアノ協奏曲2番は曲もやっぱり良くないしそして演奏も良くなかった。バレンボイムもけっこう間違えてたし。で、今日はなぜかピーっていう機械音?電子音みたいなのがどこからかわからないけどしょっちゅう聴こえてきて気が散った。いつもコンマスで今日は1プル裏だった人も途中で気になってたようだった。バレンボイムも気付いてた。2楽章はでも、モーツアルトの交響曲風の響きを楽しんだ。

 8番は期待していたけど、よりによってこの大作で出来が悪いとは。オーケストラが昨日までとは全然違った。ばらばら。120人それぞれ弾いてるみたいだった。3楽章の途中と4楽章の途中はまとまった響きが聴かれたけど、その程度。あと、あの女性のホルントップ、今日は全然ダメ。細かいところがいちいち気になる。だから、昨日まで細かいところがそんなにいちいち気にならなかったことがそれまで良い演奏だったということなのだが。これだけ長い作品でだともうだめ。

 3楽章でまた7番の動機が聴こえるのがなんとも、連日聴いているのもあってなにか嬉しくなる。全体として、今日はバレンボイムのこの曲の読み方がそもそも曲にはまってないと思った。9番も期待できないのか。

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