ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派
おととい、ワシントン・ナショナル・ギャラリー展を観に六本木にある国立新美術館に行きました。前日に1週間ぶりに青森から帰ってきたばかりで、体のリズムは好調だったもののあまりの暑さでちょっとしんどい。
この日の一番の気に入ったのは、モネの『日傘の女性、モネ夫人と息子』(部分)1875年(上の絵)。遠くから観た時にあまりの美しさに見惚れてしまいました。空、雲、人物、草、そこに映る影。色が混ざり合って眼に飛び込んできます。まるでこの絵が光を放っているようでした。この絵は高階秀爾の『続 絵画を見る眼』の中で解説されている『パラソルをさす女』(1886)とは違う絵でした。美術館にいるときに疑問に思って帰ってから調べると、後者は9年後に描かれた絵で構図にも描き方にも違いが見られるようです。
全体に美しい絵が多かったです。また来たくなるような展示でした。ワシントン・ナショナル・ギャラリー設立についてや、全てのコレクションが一般市民などからの寄贈によるものであることなどについての解説の映像も短く上手く編集され面白かったです。あと2週間ほどで終了ですがもしかしたらまた来るかも。