フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

128 - das Magazin der Berliner Philharmoniker

 3月後半にベルリン・フィルのOnline-Shopで注文していた雑誌 "128 - das Magazin Berliner Philharmoniker" 第1巻 (7EUR, 送料込みで11.68EUR)が先週届いた 。主に昨年末のアジアツアーに関して書かれている。北京、ソウル、台北、東京と回ってきた。台北公演はDCHで生中継していたし(Archivに入っている)、東京サントリーホールでの3日公演のマーラー9番とブルックナー9番のうち初日(マーラー)のゲネプロを知り合いのおかげで聴くことができたり、最終日のパーティーにも呼んでもらってしまい参加し(飲み食いし)たりしたので、気になり買ってみた。

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(第1巻、3月号 英語版)

 届いてからペラペラめくっているうちに、英語だということに気がつく。てっきりドイツ語だと思っていたのだ。もともと英語でしか発行していないのだろうか。Berliner Philharmonikerだ、そんなはずはない。奥付をみてみるとTranslatersの名前が載っている。うん、ドイツ語版の翻訳だ。だが注文の際にはドイツ語版か英語版かの選択肢はなかったはずだ。LandがJapanだから英語版を送っとけという感じなのだろうか。それはともかく、別に英語でも読めるにしても私はドイツ語版が欲しいので、Online-ShopでKontaktieren Sie unsをクリックした。所定の欄に名前、メールアドレスを記入し事情をいろいろ書き込んだコメントを送信した。すると翌日夕方(向こうの朝)には担当の人から、申し訳ありませんすぐにドイツ語版を送ります、との返信があった。素晴らしい。誤って配送されてきた英語版には触れてこなかったので返送しなくてもいいのかな。ドイツ国内ならともかく、わざわざ日本からの返送料金など送金したりする方が面倒でお金もかかるだろうし。多分そのままなのだろう。

 アジアツアーに関して、またその他にも団員の何人かが文章を書いている。ツアー以外では2013年以降のバーデン・バーデンでのイースター音楽祭についての記事や、新しく出るCD, DVDの情報など。クヴァストフのインタヴュー記事もある。いろいろな情報を得られるし、写真もきれいだ。情報だけなら検索すれば見つかるかもしれないしその方がきっと早いだろうが、ベルリン・フィルから送られてきて形として手元にあるというのが良い。特に団員の書いた記事を読めるのはファンには嬉しいはず。いわゆる舞台裏の、彼/女らが普段感じていることを書いてくれているからだ。

 2012年には3月、6月、9月、12月号が刊行されるようだ。奥付を見ると次回は5月2日発売。次回も買ってみようと思う。

Online-Shop "128 – das Magazin der Berliner Philharmoniker"

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