フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

ソウル 2012年11月1日-4日

ソウル旅行 2012年11月1日-4日

出国:羽田(8:55)―金浦(11:25) 帰国:仁川(14:25)―成田(16:40) (ANA)

宿泊地:江南区 地下鉄2号線219三成駅

主な観光ポイント:ソウル市立美術館、徳寿宮、国立現代美術館、COEX、国立中央博物館、昌徳宮、仁寺洞、明洞、清渓川、オリンピック公園

 ANAの「旅作」で予約した今回の3泊4日のソウル旅行。自分で便とホテルを選べる。どのパターンにも往路だけホテルへの送迎バスが付いていた。ホテルは選択肢の中で一番安いのを選んだけれど十分満足。便は往路・復路それぞれ4つの選択肢の中から滞在時間や値段との兼ね合いを考えつつ選んだ。本当は帰りも羽田着が良かったが。そうやって自分で選んで航空券・ホテル・送迎・保険全て合わせて53200円。安い…。

 ソウルはやはり寒く、着いた日は気温がマイナスになった。日中は天気に恵まれそれなりに過ごせたが、日が沈むと東京の真冬並み。寒さに耐えつつ色々観てきた。ソウルという都市を一人でじっくり見て回って、何か色んなことを考えさせられるような感慨深さがあった。帰ってきて早く書こう書こうと思いつつ3週間が過ぎ、11月中には必ずということでなんとかまとめる。ここではたくさん撮った写真の中からいくつか抜粋して様子を少し紹介したい。

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空港出てホテル行きのバスの添乗員さんがまずくれたペットボトルの水。最初は何をもらったのかわからなかった。デザインが良い!日本に持って帰ろうと思ったくらい。日本でも売れると思う。

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泊った部屋、こんな感じ。

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ソウル市立美術館。地下鉄1号線・2号線市庁駅。入場無料。現代美術の企画展が開催されていた。

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地下鉄1号線・2号線市庁駅降りてすぐよりソウル市庁舎。

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徳寿宮入り口。入場1000ウォン。上の写真から左を向くとこの門。運よく王宮守門将交代儀式を観ることができた。交代儀式は前回のソウル滞在でもたまたま景福宮で観た。

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中は広く落ち着いた公園のような雰囲気で現地の人たちもたくさんいた。憩いの場となっているようだ。有料だが安いし気軽に来るのだろう。中学生と思われる子たちがたくさん来ていた。都心の真ん中にある自然。この景観が美しい。真ん中左に見える建物は市庁舎。

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国立現代美術館。ソウル中心地から少し南の方に位置している。地下鉄4号線437大公園駅を降りて大公園のほうへ歩き、その入口に着いてから国立現代美術館までさらに1キロ以上歩く。この公園は驚くほど大きい。動物園や遊園地がある。入ってすぐの展示品。1階から3階まである。入場無料。

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国立現代美術館から出てきて撮った写真。夕陽を浴びた紅葉の景色。紅葉を狙っていたわけではなかったが、ちょうど11月上旬はソウルの紅葉の見ごろだったようだ。

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国立中央博物館。地下鉄1号線・4号線二村駅。入場無料。ここはすごい。今回のソウル滞在で一番行きたかったところ。良いとは聞いていたが本当に素晴らしかった。建物大きいし、敷地も広い。

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入り口。

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中に入ると広々とした空間。

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3階まである。ゆとりのある空間。日本の美術館・博物館の窮屈さが改めて嫌になる。

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1階から順に観ていき3階まで観終わって上から1枚。1階は先史・古代館、中・近世館、2階は寄贈館、書絵館、3階はアジア館、彫刻・工芸館となっている。非常に充実している。素晴らしい。2時間くらいで済ませて別の場所へ行くつもりだったが結局4時間以上いた。

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昌徳宮。地下鉄3号線328安国駅。入場料3000ウォン。ここは徳寿宮とは違い公園風ではなく歴史的建築物をしっかり観るという感じ。

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(自分の影が映る)

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前回も来た仁寺洞。行くだけ行こうと思ってぶらぶら。この通りはお土産屋が多い。前回と同じ店でまた海苔を購入。

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清渓川。川沿いを歩こうかと思っていたが、なにか灯りをともした展示物が川に並んでいてものすごい数の人々が押し寄せていた。暗くて見えにくいが、下の歩道にも上の歩道にも橋にも人、人、人。

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ホテルへと戻る途中にオリンピック公園の門だけでも観ようと途中下車。地下鉄8号線813夢村土城駅降りて階段を上がるとすぐ正面に見える。ちょうど月が後ろにあって幻想的な雰囲気だった。

 他に面白かったことは、1日につき必ず1回以上現地のおばさんに道を尋ねられた。一人で大した荷物も持たずぶらぶらしていたせいなのか。そんなに韓国風の顔立ちはしていないのだが。

 最終日はゆっくり朝食をとり、COEX都心空港ターミナルからリムジンバスで仁川空港へ。空港には50分程で到着した。道が空いていたとはいえ早い。成田は本当にうんざり。

 

 今回は一人でT-moneyカードを駆使し地下鉄を使いまくりあちこち移動して行きたいと思っていたところを観光した。色々観て回って東京とは違った雰囲気を味わい、ソウルも良い都市だな、綺麗な都市だなと思うようになっていった。東京、北京、ソウル。今年はこの3つの首都にいた(あと京都と奈良も)。ソウルにいる間、この文化圏の長い歴史を感じて感慨が湧きっぱなしで不思議な気持ちだった。人生観が180度、ではない90度でもないけど少し変化、いや変化というよりは押し広げられたような2回目のソウル体験だった。

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