フィルハルモニ記

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CD ブルックナー 交響曲第7番 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン

ブルックナー 交響曲第7番 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン(2010年6月25日ライブ録音) 

 HMV OnlineでCDを見ていたら、知らないうちにこんなCDが出ていた。しかしこの演奏は知っている。2010年6月25日、ベルリン・フィルハーモニーでのこの演奏会、聴きに行ったのだ(→ベートーヴェン・ブルックナーツィクルス ベルリン国立歌劇場管弦楽団 バレンボイム 2010年6月25日 フィルハーモニー)。これは嬉しい。実際に聴きに行った演奏会がCDもしくはDVD化されるのは、マタイ受難曲 ラトル&ベルリン・フィル以来2回目か(→DVDとBlu-ray発売 ラトル指揮 ベルリン・フィル 『マタイ受難曲』)。

 この演奏会は2010年にベルリン・フィルハーモニーで行われたベートーヴェン・ブルックナーツィクルスの4日目の公演で、前半がバレンボイム弾き振りによるベートーヴェンピアノ協奏曲第4番、後半がブルックナー交響曲第7番。このツィクルスは全6日間でベートーヴェンの全ピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲(独奏フランク・ペーター・ツィンマーマン)、ブルックナーの交響曲は第4番以降の6曲が取り上げられた。以下にツィクルス全体のプログラム。

6/20 ピアノ協奏曲第1番&交響曲第4番

6/21 ピアノ協奏曲第3番&交響曲第5番

6/22 ヴァイオリン協奏曲&交響曲第6番

6/25 ピアノ協奏曲第4番&交響曲第7番

6/26 ピアノ協奏曲第2番&交響曲第8番

6/27 ピアノ協奏曲第5番&交響曲第9番

 このプログラムを前にして、半年前に券を買っておき全部聴きに行ったのだった。初日の1番&4番という組み合わせですら軽めにみえてしまうという超重量級のツィクルス。しかもベルリン・フィルハーモニーで、シュターツカペレ・ベルリンで、前半のピアノを弾くのはバレンボイムで。最終日の皇帝&9番なんてのはもう…。素晴らしい1週間だった。ただならぬ、異常な緊張感と熱気の中で行われたベートーヴェン・ブルックナーツィクルス。相当のカメラが入っていたのでCDやDVDが今後も出ると思うのだが。

 上の画像をクリックするとAmazonへ飛び、↓がHMV。どちらでも全楽章30秒ほど試聴可能。

HMV ブルックナー交響曲第7番 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン

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