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フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

ドニゼッティ『愛の妙薬』 ウィーン国立歌劇場 2014年10月19日

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"L'elisir d'amore"
Gaetano Donizetti

Guillermo García Calvo | Dirigent
Otto Schenk | nach einer Inszenierung von
Jürgen Rose | Ausstattung

Ileana Tonca | Adina
Antonino Siragusa | Nemorino
Marco Caria | Belcore
Alfred Šramek | Doktor Dulcamara
Aida Garifullina | Giannetta
Wiener Staatsoper

座席 最上階立ち見

 シラグーザも、ソプラノIleana Toncaも良かった。ドゥルカマーラ役も。『愛の妙薬』は楽しいな。2回目。前回はベルリン国立歌劇場で(記事→「ドニゼッティ 『愛の妙薬』 2010年5月22日 ベルリン国立歌劇場」)。シラグーザは思ってたよりやや平板な声質だったけど、どうだろう、本調子ではなかったのかな。それでも演技含めとても良かった。オケは相変わらずやる気ないが、それでもそれなりに鳴らしてくれて、まあ満足。パート内でボウイングずれまくってたりして、弓が全然動いてない人もいて見てるとイライラするので基本的に見ないようにすることにした。

 舞台はきわめて古典的。奇抜なところは一切ない。きちんと行進も、整列も、回れ右もできないだらしない軍隊。のりのりで踊るネモリーノ。ふざけた博士ドゥルカマーラ。ジャネッタ、村娘たちの合唱も良かった。ソプラノのトンカが上手くて。まさい上手いという表現が合う。そして歌手たちの細かい動きがまた笑いを誘う。とても良い上演だった。オペラで特にどこにも不満がなかった、というのはなかなかないことだ。とても楽しかった。

 

 印象に残っているドイツ語字幕。

"Frage den Bach, warum er so raschend von Felsen, wo er entsprang, zum Meer fließt, wo er stirbt." (Nemorino zu Adina)

"Wer ich bin, der Dr. Enzyklopädikus!" (Dulcamara)

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