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フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

ウィーン・フィル ビシュコフ指揮 2014年11月25日 ウィーン・コンツェルトハウス

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Wiener Philharmoniker

Kirill Gerstein, Klavier

Semyon Bychkov, Dirigent

 

Mikhail Glinka

Valse-Fantaisie h-moll (1839/1845/1856)

Dmitri Schostakowitsch

Konzert für Klavier und Orchester Nr. 2 F-Dur op. 102 (1957)

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Zugabe:

Felix Blumenfeld

Etude für die linke Hand op. 36

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Peter Iljitsch Tschaikowsky

Symphonie Nr. 6 h-moll op. 74 «Pathétique» (1893)

 

Wiener Konzerthaus, Großer Saal

 

座席 Galerie links、7列11番

 

前半 6 (Cb), 8, 10, 12, 14

後半 8, 10, 12, 14, 16

 

 土日の楽友協会の方でもよかったが、ウィーン・フィルを一度ウィーン・コンツェルトハウスで聴いてみたいとの考えから、あえて今日火曜日の演奏会のチケットを買った。価格帯はほとんど変わらない。ただこっちのほうが、ほぼすべての席から舞台が割としっかり見え、かつ音響も良いのでお得かも。これでウィーン・フィルを、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーン楽友協会、ウィーン・コンツェルトハウスの3か所で聴くことができたことになる。

 11月はこれで毎週、4週連続で、ウィーン・フィルを聴いて来た。バレンボイム、アーノンクール、ブロムシュテット、ビシュコフ...。指揮者がデクレシェンド気味なのは置くとして、シューベルト8番大ハ長調、『未完成』、ハイドン101番『時計』、ベートーヴェン『英雄』、チャイコフスキー『悲愴』と定番に属する曲が並び、大いに楽しめた。この先は行きたい演奏会があまりないので、ウィーン・フィルとしてはしばらく聴かないだろう(国立歌劇場では聴くだろうが)。

 『悲愴』の3楽章が終わったところで拍手とbravoが。ウィーンもこういうところなので過度の期待はしないようにされたい。今ここウィーンにいて理解できる、なぜベートーヴェンが第9をウィーンではなくベルリンで初演しようとしたか。国立歌劇場や楽友協会などに行けば200年を経た今でも良く分かる気がせずにはいられないだろう。おそらく、日本の熱烈な音楽ファンにはウィーンの聴衆は大概ぬるくて仕方がないと思われる。特にウィーン国立歌劇場などは観光地化している。(その他様々な理由も含め)私はウィーン国立歌劇場には、有名指揮者や歌手がいなくて、行かなくて済むのなら行きたくないと思っている。よく外国の音楽家が、日本の聴衆はマナーが良いとか、音楽を真面目に聴いてくれるから好きだとか言うことがあるが、それはあながちお世辞ではなく、誇りに思っていいことだ。

 書いていて思ったが、こちらではオケのレベルに対して聴衆のレベルが(相対的に)低いが、日本では聴衆のレベルに対してオケのレベルが低すぎる。この状況が改善されんことを。

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