フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

バッハ『ヨハネ受難曲』 ウィーン楽友協会 2015年3月18日

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座席2階右4番扉3列1番

 せっかくヨーロッパにいるのだから『ヨハネ受難曲』、『マタイ受難曲』を聴きたい。『マタイ受難曲』はウィーン交響楽団/フィリップ・ジョルダン指揮で3月末にウィーン・コンツェルトハウスで演奏されるのを知ってチケットを取ったが、『ヨハネ受難曲』の方は(こっちの方がより聴きたかった)なかなか見つからなかった。ベルリンでは復活祭前後の3月、4月はどこのホールも教会も『マタイ受難曲』、『ヨハネ受難曲』で溢れかえっていたが(ベルリン・フィルのあの『マタイ受難曲』(→「マタイ受難曲 ラトル指揮 ベルリン・フィル 2010年4月10日 ベルリン・フィルハーモニー」)も初演は4月初旬だった)、ウィーンでは本当に少しだけしか公演がない。プロテスタントとカトリック圏の違いか、と思いつつも探しているうちによく知らない団体の公演情報を見つけたので買ってみた。まあ、演奏もそれなりだったので特に感想は無し。それでも楽友協会で『ヨハネ受難曲』の響きに身を浸すのは良い気分だった。客席の3分の1くらいは若者だったなぁ。

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