「ウィーンの春―シューベルティアーデ」 ウィーン交響楽団/フィリップ・ジョルダン/マティアス・ゲルネ ウィーン楽友協会 2015年4月4日
Frühling in Wien
„Schubertiade“
Wiener Symphoniker
Philippe Jordan
Matthias Goerne
04.04.2015
Musikverein, Grosser Saal
座席 立ち見
2回公演の初日
Programm
アンコール:『鱒』(„Die Forelle“ D 550)
日本であれば「すぷりんぐ・こんさーと」と言ったところか。後ほど放映されるようで、ORF(オーストリア放送協会、Österreichischer Rundfunk)ORFのカメラが何台も入っていた。昨日がRE-SOUND Beethovenの演奏会で、明日はウィーン国立歌劇場で『パルジファル』を見る予定なので、この演奏会はチケットを買うか迷っていたが、やはりマティアス・ゲルネを聴きたいので立ち見でいいから行くことにして数日前に買った。ゲルネは3回目(1回目→「マティアス・ゲルネ 『冬の旅』 2014年5月14日 紀尾井ホール」、2回目→「マティアス・ゲルネ&マルティン・ヘルムヒェン シューマン歌曲 2014年10月29日 ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルトホール」)。今日はオケを背にして歌うのを聴けるのでそれも楽しみのひとつだった。
ウィーン楽友協会の立ち見は今日が初めて。ここはずっとあまり来たくないと思っていた。ウィーン国立歌劇場の立ち見は手すりがあるが、ここはただ立ち見用のスペースがあるだけで手すりなどは無い上に、混むと移動が大変なほどにぎゅうぎゅうになっている。だからなるべく来たくない。ただ、今日みたいに行くか行くまいか迷うくらいの演奏会では良いかもしれない。とりあえずはその場に居合わせ聴くことができる。聴こえ方だが、少し遠く、発音がくっきりは聴こえないのは仕方がないだろう。オケだと聴いている気にはなるが、声楽となるとやはり、完全にではないがやや隣の部屋で聴いている感じがより強くなってしまう。それでも値段を考えれば、舞台も見えるしお得であると言える。
休憩中。最初はカメラが邪魔だと思ったが、おかげでゲルネが歌っている姿をアップで見ることができた。ORFが演奏会を撮る様子も間近で見ることもできた。
日本でもお馴染み、元旦のウィーン・フィルの「ニューイヤーコンサート」の中継映像はORFが制作している。
休憩中。舞台もきれいに飾り付けられている。
マティアス・ゲルネはやはり良かった、うまい。本当に素晴らしい歌手。歌い始めるとその場の空気が変わる。
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自分が行った演奏会を2日後にテレビで見る。改めてマティアス・ゲルネうまい。フィリップ・ジョルダン、休憩中に裏でインタビューを受けていたとは。スイス出身だが、特有のアクセントがほとんどない。わかりやすい。それと落ち着いた話し方が良い。
インタビュー聴いて気づいたこと。日本では、フィリップ・ジョルダン、というカタカナですでに有名になっているが、フィリップ・ヨルダン、にすべきだろうなと、本当は。