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フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

マグダレーナ・コジェナー&内田光子 ウィーン国立歌劇場 2015年5月27日

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Wiener Staatsoper

Solistenkonzert

Magdalena Kozena

Mitsuko Uchida

マグダレーナ・コジェナー

内田光子

ウィーン国立歌劇場


Robert Schumann: Gedichte der Königin Maria Stuart op. 135 (1852)

Abschied von Frankreich op. 135,1

Nach der Geburt ihres Sohnes op. 135,2

An die Königin Elisabeth op. 135,3

Abschied von der Welt op. 135,4

Gebet op. 135,5

Claude Debussy: Chansons de Bilitis

Gustav Mahler: Rückert Lieder (1901/02)

Liebst du um Schönheit

Blicke mir nicht in die Lieder

Um Mitternacht

Ich atmet’ einen linden Duft

Ich bin der Welt abhanden gekommen

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Claude Debussy: Ariettes oubliées (1885–88, rev. 1903)

C'est l'extase

Il pleut doucement sur la ville

L'ombre des arbres

Paysages belges. Chevaux de bois

Aquarelles I. Green

Aquarelles II. Spleen

Olivier Messiaen: Poèmes pour Mi (1936) (book ii)

L'Épouse

Ta Voix

Les Deux Guerriers

Le Collier

Prière exaucée

3 Zugaben

座席 1階右6. Loge 3列6番 後半1階立ち見2列

 マグダレーナ・コジェナーと内田光子。この2人はここ最近ペアで歌曲に取り組んで各地で公演をしているようだ。こんな一流同士の組み合わせだから売り切れ必至と思いきや、わりと空席があった。3日前に購入した時点でかなり売れ残っていた。このシリーズの前回、4月のガランチャの演奏会はかなり前からausverkauft=売り切れだった。今日の演奏会も当然売り切れかと思っていたので、そうならなかったのは意外だった。

 内田光子はベルリンで、ベルリン・フィル/ラトルとのベートーヴェンピアノ協奏曲第4番と第5番を聴いて以来。コジェナーは、ベルリン国立(州立)歌劇場/ラトル指揮でシャブリエのオペラ『星』を観た時以来か。2人とも5年ぶりくらいだ。

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休憩中、前半の席(Parterre Loge Rechts, Loge 6, Reihe 3, Platz 6)。オーケストラピットを覆った上なので今日の演奏会は視覚的には問題ないが、オペラだと幕の向こうを観ることになるので1列目でないと見切れる。ただここ1階は上の階よりは良い。

 どこどこのタイミングが合っていた合っていなかったなどという素人による余計な心配、評論は無用、まったく域の違う真に一流の演奏。唯一気になったのは、内田光子が似合ってるんだか何だかわからない赤い眼鏡を演奏中にかけていたことだけ。

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休憩中。1階立ち見2列目。

 内田光子のピアニッシモは異常なまでに研ぎ澄まされている。が、それだけに会場がこんな劇場なのが本当に残念だ*。弱音時に空調の音が耳障りすぎる。それでも周りの人たちも、なんて音だろう、ため息が出るほど美しい、といった表情で、目を輝かせながら拍手を送っていたのが印象に残っている。

 何度も呼び戻されアンコールも3曲演奏してくれた。それにしても、コジェナーと内田光子が手を取り合って並んでいる光景はすごいなぁ。

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*ウィーン国立歌劇場は憧れの対象となっていると思うが、建物・場としての劇場としては新国立劇場の方が圧倒的に素晴らしいことを何度でも強調しておく。音響、舞台が見えるよう配慮された座席の配列、居心地の良さなど、比較の対象にすらならないほどの差である。さらに見た目も、写真で見ると華やか見えるが、実際はぼろぼろである。

 ちなみに、ウィーン楽友協会ホールもだいたい同じ(ただし、音響だけは良い)。

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