フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

ウィーン・フィル/ゲルギエフ 楽友協会 2016年2月21日

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Wiener Philharmoniker
Valery Gergiev
, Dirigent
Heidi Melton, Sopran

Modest Petrowitsch Mussorgskij
Prélude zur Oper „Chowanschtschina”
Olga Neuwirth
Masaot, Clocks without hands
-------- Pause ----------
Richard Wagner
„Morgendämmerung“, „Siegfrieds Rheinfahrt“, „Siegfrieds Tod“, „Trauermarsch“ und „Brünnhildes Opfer“ aus dem Musikdrama „Götterdämmerung”


11時
座席 立ち見

 ゲルギエフの指揮は初めて。2曲目はオーストリア出身の作曲家オルガ・ノイヴィルトの曲。2010年のマーラー没後100年を機にウィーン・フィルから作曲の打診があったよう。初演は2015年5月6日にケルンでウィーン・フィル/ハーディング指揮により行われた。2回目のメトロノームのソロ?のところで退屈さに我慢できずか出ていく人も。

 後半はワーグナー『神々の黄昏』から抜粋。ソプラノのハイディ・メルトン。相当しっかりした体格で。歌うのは最後の最後っだけだったが。声量十分、発音も明瞭。充実の歌唱。オケの方の演奏が...。ホルンが音を外してたとかそういうとこではなくて(コンバスのひとりが1小節フライングして音をほんの出しかけたとかでもなく。すぐ止まって隣と笑ってた)。なんて退屈な。ゲルギエフの今日の指揮には魅力を全然感じなかった。間延びしたようで劇的な展開が感じられない退屈な『神々の黄昏』だった。

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