フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

シューマン 『ファウストの情景』 2010年2月26日 ドイチェス・オーケストラ・ベルリン ベルリン・フィルハーモニー

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2010年2月26日(金)Deutsches Symphonie-Orchester Berlin

PHILHARMONIE

Ingo Metzmacher Dirigent 

Christian Gerhaher Bariton 

Camilla Nylund Sopran 

Georg Zeppenfeld Bass 

Mojca Erdmann Sopran 

Ingeborg Danz Mezzosopran 

Werner Guera Tenor 

Rundfunkchor Berlin 

Stefan Parkman Einstudierung 

Staats- und Domchor Berlin Kai-Uwe Jirka Einstudierung 

In Zusammenarbeit mit dem Rundfunkchor Berlin

»Versuchung« (4.) Robert Schumann Szenen aus Goethes Faust

席Block C Reihe 3 platz 1

 がらがらだった。この曲じゃ集まらないんだろうな、やっぱり。もしかしたら良い曲ではと思ってCDで聴いてもいまいち良さがわからないので、まああとシューマン生誕200年だし、この曲を実際に会場で聴いてみようと思って聴いてみた。聴いてみて有名にならない、演奏会でほとんど取り上げられない理由がわかった。1部2部が終わったところ約75分で休憩、3部は約45分。合計約2時間だけど、それだけの時間を使う割に感動が小さい。物語のすべてを扱っているわけではなく抜粋して少し編集していて、その編集に違和感もある。単純に響きで感動することもあまりない。全体にもうちょっと派手さがあったほうがいいと思う。編成も上演しにくい原因だろう。ソリストはたくさん使うし、少年合唱団も必要とする。そしてメインのソプラノ、すなわちグレートヒェンの出番が少ない。音楽的な要因じゃないけど、普通ここにはそれなりの歌手をもってこないといけない、でも出番が少ない。一番最後の有名な歌詞は一回歌えば十分だと思う。あんなに何回も繰り返さなくても。とにかく2時間分の感動がない。ブルックナーの交響曲一曲1時間の方が聴いた充実感がある。

 少年合唱団、子供は子供で、待ってる時も退屈そうで(笑)少年合唱団が歌ってるときオケの団員めっちゃそっち見てるし(笑)いいね。

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