フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

2013-01-01から1年間の記事一覧

クレラー=ミュラー美術館展 2013年12月22日 国立新美術館

クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に 印象派を超えて―点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで 国立新美術館 明日終了のところ駆け込みで行ってきた。面白かった。行って良かった。ターナー展を観た直後というのもあってややつながりがあり…

オッフェンバック『ホフマン物語』 2013年12月4日 新国立劇場

オッフェンバック『ホフマン物語』 2013年12月4日 新国立劇場 歌手陣が全体的に良かった。ホフマン役も格好良かったし、オケの演奏もなかなか良かった。 今回観て改めて『ホフマン物語』は楽しいと思った。全体の構成がはっきりしていて話がわかりやすいし、…

Blu-ray/DVD ブルックナー 交響曲第4番/第5番 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン

バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンが2010年にベルリン・フィルハーモニーで行ったベートーヴェン・ブルックナーツィクルスからブルックナーのBlu-ray/DVDが発売されている。このツィクルスは全6公演とも聴きに行ったので、いつかCDやDVDになって発売…

ターナー展 東京都美術館 2013年11月21日

ターナー展に行ってきた。ターナーという名前を知っていて、いくつかの風景画を観たことがある(はず)という程度のものだったので彼の作品をまとめて鑑賞する良い機会だった。ひたすらターナーの作品が展示されている。なんとなく知っていた風景画のイメー…

バレエ『バレエ・リュス』 ストラヴィンスキー 火の鳥/アポロ/結婚 2013年11月17日 新国立劇場

バレエ『バレエ・リュス』 音楽:ストラヴィンスキー 火の鳥/アポロ/結婚 指揮:クーン・カッセル 東京フィルハーモニー交響楽団 2013年11月17日14時開演 座席 4階3列42番 金曜日に行った知り合いの方に、素晴らしかった、なかなか観ることができない演目…

バーナード・ショー『ピグマリオン』 2013年11月14日 新国立劇場中劇場

ジョージ・バーナード・ショー『ピグマリオン』 翻訳:小田島恒志 演出:宮田慶子 石原さとみ 平 岳大 小堺一機 ほか 2013年11月14日 新国立劇場中劇場 座席 1階7列55番(座席を取り外し舞台を拡張していたので実質1、2列目) 久しぶりに特に深いことも考え…

アリベルト・ライマン『リア』(日本初演) 2013年11月9日 日生劇場

アリベルト・ライマン『リア』(日本初演、11月8日-10日)2013年11月9日14時開演 日生劇場二期会演出:栗山民也指揮:下野竜也読売日本交響楽団座席 2階H列31番 この公演に先立って11月4日月曜日に行われた作曲家アリベルト・ライマンの講演会に行ってきた。…

ミケランジェロ展 2013年11月1日 国立西洋美術館 上野

数年前から恒例になっている、ドイツ人の先生と一緒に美術館へ行く企画。前期のフランス国立クリュニー中世美術館所蔵「貴婦人と一角獣」展(国立新美術館)に続き、今回は「ミケランジェロ展」(国立西洋美術館)に行ってきた。行ってから1週間以上経ってし…

ヴェルディ『リゴレット』 2013年10月16日 新国立劇場

ヴェルディ『リゴレット』2013年10月16日 新国立劇場指揮:ピエトロ・リッツォ演出:アンドレアス・クリーゲンブルクリゴレット:マルコ・ヴラトーニャジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァマントヴァ公爵:ウーキュン・キム東京フィルハーモニー交響楽団座席 4階…

ブログを初めて3年経過

先月でブログを開始してから3年が経過したことになる。早いものだ。年始にもっと更新頻度を上げたいと言ったもののここ3ヶ月は毎月記事一つだけ。しかも広告が出てきてから慌てて書くというありさまで、内容はその月を振り返るという似たようなもの。。。途…

香月修『夜叉ヶ池』 GP 2013年6月22日 新国立劇場 中劇場

香月修『夜叉ヶ池』GP 2013年6月22日原作:泉鏡花台本:香月修/岩田達宗指揮:十束尚宏演出:岩田達宗白雪:岡崎他加子百合:幸田浩子晃:望月哲也学円:黒田博鉱蔵:折江忠道鯉七:高橋淳弥太兵衛/蟹五郎:晴雅彦鯰入:峰茂樹万年姥:竹本節子与十/初男…

モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』 2013年6月12日 新国立劇場

モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』2013年6月12日 新国立劇場指揮:イヴ・アベル(Yves Abel)演出:ダミアーノ・ミキエレット(Damiano Michieletto)フィオルディリージ:ミア・パーション(Miah Persson)ドラベッラ:ジェニファー・ホロウェイ(Jen…

ローラント・シンメルプフェニヒ『つく、きえる』 2013年6月6日 新国立劇場 小劇場

ローラント・シンメルプフェニヒ『つく、きえる』 Roland Schimmelpfennig "An und Aus" 翻訳:大塚直 演出:宮田慶子 新国立劇場 小劇場 2013年6月4日-23日(世界初演) 2013年6月6日(木)14時(上演後にシアター・トーク) 座席 D3列8番 何ヶ月も前、まだ…

ヴェルディ『ナブッコ』 2013年6月4日 新国立劇場

ヴェルディ『ナブッコ』2013年6月4日(火) 新国立劇場指揮:パオロ・カリニャーニ演出:グラハム・ヴィックナブッコ:ルチオ・ガッロアビガイッレ:マリアンネ・コルネッティザッカーリア:コンスタンティン・ゴルニーイズマエーレ:樋口達哉フェネーナ:谷…

ラファエロ展 2013年6月1日 国立西洋美術館

閉幕前日夕方に駆け込み。最終週は開館時間が20:00までになっていて、経験上遅い時間帯は混まない踏んでいたので17:00過ぎ頃に行ったが列ができていた。一瞬、え…といった感じだったが20分待ちだったので、まあ少し我慢すればすぐ順番が回ってきた。当然ゆっ…

万葉集より(縦書きの練習を兼ねて)

万葉集を縦書きで載せたい衝動に駆られていろいろ調べた後なんとかできたのでここにいくつか記す。(中西進『万葉集(一)』講談社文庫) 春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天香来山 春過ぎて夏来きたるらし白栲しろたえの衣乾したり天あまの香具山 (一‐二十…

ヴェルディ『マクベス』 2013年5月1日 東京文化会館 二期会 コンヴィチュニー

<二期会創立60周年記念>ヴェルディ『マクベス』 ライプツィヒ歌劇場との共同制作 2013年5月1日 東京文化会館二期会東京交響楽団指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ演出:ペーター・コンヴィチュニー席5階R2列4番(後半は3階L3列32番) 上野の文化会館で…

今から奈良へ―コンヴィチュニー演出の『マクベス』の記事は戻ってから

昨日観た『マクベス』について書きたいが、今から奈良へ出発。帰ってきたら書きたい。一言、コンヴィチュニー良かった。幕切れはやってくれたという感じ。それでは、良い連休を!

iBooksにも日本語タイトルが増えた件について

私はケイタイはいわゆるガラケだが、ipod touchを持っている(ちなみにipod nanoも持っている…)。本体だけ買って無線LANがあるところではインターネットに接続できるので便利だ。基本的に自宅と研究室との往復なのでそこで使えればよい。移動中は本を読むの…

2013年3月に読んだ本

2月にはちょくちょく記事を書いていたものの、今月はまだひとつしか書いていない状態ですでに31日を迎えてしまった。今年は更新頻度を上げていくという目標を掲げたので、月に最低2つは書きたい。ただ時間がない、いや人間に唯一等しく与えられている時間の…

ヒンデミット『カルディヤック』 新国立劇場オペラ研修所公演 新国立劇場中劇場 2013年3月2日

2013年3月2日 新国立劇場中劇場『カルディヤック』("Cardillac")(日本初演)ドイツ語上演原作:E. T. A. ホフマン作曲:ヒンデミット台本:フェルディナンド・リオン新国立劇場オペラ研修所公演指揮:高橋直史演出・演技指導:三浦安浩美術:鈴木俊朗照明:…

シェーンベルク 『グレの歌』 東京フィルハーモニー交響楽団 2013年2月23日 オーチャードホール

2013年2月23日(土)15:00開演 Bunkamura オーチャードホール シェーンベルク 『グレの歌』(初演1913年2月23年 指揮フランツ・シュレーカー) 指揮 尾高 忠明 テノール 望月 哲也 ソプラノ 佐々木 典子 アルト 加納 悦子 テノール 吉田 浩之 バス/語り 妻屋…

若手演奏家たちによる4つの協奏曲 2013年2月8日 オペラシティ

明日を担う音楽家たち 2013年2月8日 東京オペラシティコンサートホール Vn 坂口昌優 Hr 半野涼介 オンド・マルトノ 大矢素子 P 荻原麻美 東京フィルハーモニー交響楽団 指揮 藤岡幸夫 プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 ヒダシュ ホルン協奏曲…

CD ブルックナー 交響曲第7番 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン

ブルックナー 交響曲第7番 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン(2010年6月25日ライブ録音) HMV OnlineでCDを見ていたら、知らないうちにこんなCDが出ていた。しかしこの演奏は知っている。2010年6月25日、ベルリン・フィルハーモニーでのこの演奏会、…

2013年 明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます(だいぶ遅くなりましたが…)。このブログを始めてから2年と数ヶ月が経ち、3年目に入っています。カウンターを見ていただければわかるとおり人通りの決して多くないブログですが、気ままに統一感無く色々なことを、たまに、書…

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