フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

2011-01-01から1年間の記事一覧

公演最終日の『ルサルカ』を見なければ

色々あって、完全に忘れていたため、こともあろうか『ルサルカ』(11月29日)を見逃してしまいました。チケットは発売初日に買っていたというのに…。何やってんだか。しかも見逃したことに気付いたのはその翌日。携帯のスケジュール表にも書いてあるのに見な…

『イロアセル』 2011年11月4日 新国立劇場 小劇場

【美×劇】─滅びゆくものに託した美意識 『イロアセル』 作:倉持 裕 演出:鵜山 仁 主演:藤井 隆 新国立劇場 小劇場 座席 1階C5列2番 気付いたら明日までで今日駆け込みで行ってきた。残席は割とあったようでチケットは難なく買えた。あらすじを読んだ時か…

黒柳徹子主演 『想い出のカルテット』 R. ハーウッド ル テアトル銀座 2011年10月26日

黒柳徹子主演『想い出のカルテット』(R. ハーウッド)を、ル テアトル銀座で観てきた。突然誘ってくれた森田先生に感謝。 かつて一緒に『リゴレット』を歌った男女4人の老主オペラ歌手の話。黒柳徹子がパンフレットの中で、劇の最後に歌うことになる四重唱…

ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 新国立劇場 2011年10月11日

座席 4階1列30番 今日新国で『イル・トロヴァトーレ』を観た。この作品は初めてで、去年12月の『トリスタンとイゾルデ』以来の新国だったこともあり、舞台・音楽と劇場の雰囲気を満喫して帰ってきた。 今日のこれでヴェルディの主要オペラはたいてい観てきた…

ブログを始めていつの間にか1年

気がついてみれば先月でブログ開始から1年間が経過していました。最初は手探りで、テンプレートどうしようかとか、プロフィール書いたりその質問考えたり、そのうち文字の大きさとか行間とか。。。リンク張り始めたり、本棚設置したり。最近でもまだいろいろ…

なでしこリーグ ジェフL vs I神戸 2011年9月23日 フクダ電子アリーナ

今日はなでしこリーグ ジェフレディース vs INAC神戸レオネッサをフクアリ(フクダ電子アリーナ)まで行って観てきました。3連休の初日ということもあり渋滞に巻き込まれ着いた時にはすでにキックオフ(13時)。ちなみにすぐ近くに臨時駐車場があり1000円で…

2011年9月10日 巨人 対 広島 東京ドーム

9月10日に東京ドームで巨人対広島戦を観てきました。実はプロ野球観戦はこれが初めてでした。東京ドームなかなか良いですね。座席の膝のスペースがちょっと狭いけど。。。席はゲート40から入り、6通路の19列94番でした。この日の先発は巨人が西村、広島が前…

2011年9月2日 14年W杯アジア3次予選 日本 対 朝鮮民主主義人民共和国 埼玉スタジアム

サッカー日本代表対北朝鮮の試合を埼玉スタジアムで観てきました。日本代表の試合を観るのはこれが初めてでわくわく。台風で延期の可能性もありましたが当日はスタジアムに向かって歩いている途中に一度、試合中に一度の2回雨が降っただけでした(但しすごい…

なでしこジャパン VS なでしこリーグ選抜 2011年8月19日

昨日、国立競技場でなでしこジャパン VS なでしこリーグ選抜の東日本大震災復興支援チャリティーマッチを観戦ました。先月には千葉の市原臨海競技場でジェフ対日テレ・ベレーザを観てきました。この両チームにはなでしこジャパンの丸山選手、岩清水選手が出…

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派

おととい、ワシントン・ナショナル・ギャラリー展を観に六本木にある国立新美術館に行きました。前日に1週間ぶりに青森から帰ってきたばかりで、体のリズムは好調だったもののあまりの暑さでちょっとしんどい。 この日の一番の気に入ったのは、モネの『日傘…

Beethoven Briefe(1)

Ludwig van Beethoven Briefe, 1999, Diogenes. 『ベートーヴェンの手紙』 (日本の新書サイズ) ずーっと前からこの本について書こうと思っていましたが「ゲーテの音楽思想シリーズ」(?)の方をずっとやっていてなかなか書けず今やっと少しでも書いてみよ…

Japan zum ersten Mal Weltmeister

Japan ist Weltmeister. Die Japanerinnen haben das äußerst spannende WM-Finale gegen die sehr starken USA nach Elfmeterschißen gewonnen. Das war ein unvergesslicher Moment.

Endlich! und Frauen WM 2011

Endlich habe ich meinen Forschungsplan fertig gestellt. Seit Monaten ist Berge von Büchern in meinem Zimmer. Mittlerweile verging schon die Hälfte des Jahres. Ich erinnere mich nicht daran, was ich in letzten zwei oder drei Monaten gemacht…

チケット購入 ドヴォルザーク『ルサルカ』 新国立劇場

今日新国立劇場の来シーズンの『ルサルカ』のチケットを買ってきました。今日(7/9)が発売日だったのですが夕方に行ったので買うには買いましたが、このあいだの『イル・トロヴァトーレ』のチケットほど良い席は取れませんでした。C席4階2列19番というとこ…

Mozart Briefe

今日いつだかにAmazonで注文していた"Mozart Briefe"(2006, 『モーツァルト書簡集』)が届きました。思っていたより装丁もちゃんとしてるし中身もしっかり詰まっている感じで良かったです。これで604円は安い!モーツァルトが書いた文章を翻訳ではなく彼の言…

パウル・クレー展 東京国立近代美術館

今日は東京国立近代美術館で「パウル・クレー展」を観てきました。 パウル・クレー(スイス, 1879-1940)がドイツ人ということでドイツ人講師と大学院生で集まって観に行ってきました。パウル・クレーはちょうど5年前にスイスのベルンにできたパウル・クレー・…

Goehtes Gedanken über Musik(7)『魔笛』

Goehtes Gedanken über Musik, 1985, Insel Verlag. 『ゲーテの音楽思想』 今日は『ゲーテの音楽思想』から、モーツァルトの『魔笛』に関する部分を紹介します。ゲーテが『魔笛』の第2部の構想を持っていたことは知られていますが、実際にどのくらい真剣に考…

チケット買いました。 ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』新国立劇場

昨日は来シーズンの開幕を飾る『イル・トロヴァトーレ』の一般発売初日でした。10時少し前に新国に着き列に並びました。『コジ・ファン・トゥッテ』の当日券狙いの人たちも並んでいましたが、『イル・トロヴァトーレ』前売り目当ての列とは別々に並びました…

ベルリン・フィル 放送予定 BSプレミアム 2011年6月11日(土)

ベルリン・フィルのスペインでの今年のヨーロッパコンサートの方をNHKのサイトでチェックしようと思ったら思いがけずこんなものも発見。先月の佐渡裕指揮ベルリン・フィルの演奏会の放送予定です。 私はデジタルコンサートホールの中継で当日に鑑賞(ベルリ…

ベルリン・フィル 放送予定 BSプレミアム 2011年6月4日(土)

直前ですがベルリン・フィルの演奏会の放送予定です。 6月4日(土) 午後11時30分~午前3時30分 プレミアムシアター 一つ目はこれ。 ◇ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2011 23:32:00~1:10:30 <曲目> 狂詩曲「スペイン」(シャブリエ) アランフエ…

私の鑑賞履歴表1 No. 1~No. 263

私の鑑賞履歴表1 【日本~ベルリン~日本(ウィーン渡航まで)】(No. 1~No. 263) 備忘のためにつけ始めた記録を整理して表に。 表の見方 ・(B)=バレエ、(T)=演劇 ・丸囲み数字(③など)はその作品の実演での鑑賞回数。 ・*は世界初演、**は日本初演 (PC…

ベルリン・フィル 佐渡裕指揮 2011年5月22日(日)

2011年5月22日 ベルリンフィルハーモニー Berliner Philharmoniker Yutaka Sado Dirigent Raphael Haeger Simon Rössler Franz Schindlbeck Jan Schlichte Wieland Welzel Schlagzeug (Takemitsu) 武満徹:フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・…

ベルリン・フィル演奏会批評(現地新聞抜粋) 「ベルリン・フィル・ラウンジ」第20号:「今シーズンで最も胸をえぐる演奏会」~ラトルのマタイ受難曲 2010年4月

たまたま見たHMVのページで過去に自分が聴きに行って印象に残っていた演奏会(マタイ受難曲 ラトル指揮 ベルリン・フィル 2010年4月10日 ベルリン・フィルハーモニー)の批評が特集されていたので引用してみました。 ベルリン・フィル演奏会批評(現地新聞抜…

シェイクスピア 『ヘンリー6世』

シェイクスピア 『ヘンリー6世』 全3部 シェイクスピア全集19 松岡和子訳 ちくま文庫 (2009) 「百年戦争とそれに続く薔薇戦争により疲弊したイングランドで、歴史に翻弄される王ヘンリー六世と王を取り巻く人々を描く長編史劇三部作。敵国フランスを救う魔女…

Goehtes Gedanken über Musik(6)『ドン・ジョヴァンニ』2

Goehtes Gedanken über Musik, 1985, Insel Verlag. 『ゲーテの音楽思想』 今日は『ゲーテの音楽思想』から『ドン・ジョヴァンニ』についてのゲーテの言葉を再び紹介します。ドン・ジョヴァンニ関連で紹介するのはこれで2回目です。 「同じようにぶしつけに…

Goehtes Gedanken über Musik(5)モーツァルト

Goehtes Gedanken über Musik, 1985, Insel Verlag. 『ゲーテの音楽思想』 前回に引き続きモーツァルトについてゲーテが述べた言葉を紹介します。 「芸術家を偉大で独特にするもの、それを芸術家は自らの中からだけ創造することができる。ラファエル、ミケラ…

ドラマ 『ROME』

最近、ドラマ『ROME』を観終えました。この作品がどのくらい有名なのかはよく知りません。2009年にドイツへ行く少し前から、『Prison Break』のファイナルシーズンがレンタルされ始めていて帰ってきたときにまとめて観ることにしておいたのを3月にまとめて借…

『新訳 ハムレット』 シェイクスピア 河合祥一郎訳 角川文庫を買って

今日は大学からの帰り、途中まで徒歩で行こうと思って歩き出し、駅に近付いてきたらやっぱり次の駅まで歩いてみようと思って1時間は歩いた。 博士後期課程で登録上必要ような履修は今年度が最後。月曜日には今まで興味がありながら取らずにいた演劇学の授業…

部屋を少し片付けるついでにトロンボーンを久しぶりに触ってみた

昨年末にAmazonで中古本などをよく購入した際に発生した段ボールの集団と、新調した印刷機の段ボールなど(今日はとりあえず段ボールたち)をくずしてやっと捨てた。部屋がややすっきりした。 片付けている間にトロンボーンが気になったのでケースを開けてみ…

Goehtes Gedanken über Musik(4)『ドン・ジョヴァンニ』について

Goehtes Gedanken über Musik, 1985, Insel Verlag. 『ゲーテの音楽思想』 前回の『後宮からの誘拐』に続いて今日は『ドン・ジョヴァンニ』について交わされたゲーテとシラーの手紙を紹介します(本文pp. 184-185)。 「古代のバッカスの祭りの合唱からのよ…

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