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フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

『後宮からの誘拐』 2010年5月12日 コーミッシェ・オーパー

Mi. 12. 05. 2010 „Die Entführung aus dem Serail"

Komische Oper

1階3列右15番

 さすが18歳以上だった。全裸は普通だし。開始前から両サイドの中に女性が座っている。舞台はすでに幕が上がった状態で見える。ベットや部屋がたくさんある。

 冒頭、序曲から全開だったな。いきなり上から体操?サーカスで使うようなのが出てきて女性が序曲中パフォーマンス。その後始まりからオスミン全裸。二人は女装して宮殿に乗りこむ。コンスタンツェは檻に入れられている。そこから出されてもセリムに奴隷のように(筋書きとしては確かに奴隷として売られたからいいのか)扱われる。アリアを歌いながらもなんと陰部をまさぐられるという。しかもそれが高音で音を転がす、揺らす部分に合わせて。こんなんで歌わないといけない歌手は大変だ。実際に全裸でシャワー浴びながら、そして体タオルで拭きながら歌ったり。あのナイフで切りつけるシーンはリアルだなぁ。そこで一人出て行った。たしかにアリアの最中横であんな酷いの見せられても。脱出する時には二人で宮殿内の女性を全員射殺。二人を救助。でもコンスタンツェは浮かない顔。セリムはコンスタンツェによって拳銃で撃たれて死ぬ。最後の合唱は果てしなく場面に合ってないな。この合ってなさ、やるせなさが狙われているのか。最後はコンスタンツェは拳銃を口にくわえて自殺する。

 席は良かった。やっぱり近いと良いね。違うね。字幕がどうかと気にしてたけど、なんと各座席に出るようになっているという。英語かドイツかも選べる。これはかなり良い。今日は開始前からなにやら雰囲気のある照明がついていた。

 上演中少なくとも3人は出て行ったな。2人はドアを思いっきり閉めて出て行った。終了後もブー、とブラーヴォが混じる。自殺の直後はそれは大きなブーだった。カーテンコールではソプラノには特に大きな拍手。これは、良く耐えた、っていう拍手に聞こえた。歌も上手かったけど。全体的に期待してたより歌手のレベルも良かった。オケも悪くないし。ホールの雰囲気も良いし。

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