モリエール『病は気から』 ブルク劇場 2016年2月8日
Molière
‹Der eingebildete Kranke›
Regie und Bühne: Herbert Fritsch
Kostüme: Victoria Behr
Musik: Ingo Günther
Licht: Friedrich Rom
Dramaturgie: Sabrina Zwach
Argan | Joachim Meyerhoff
Toinette, Argands Dienstmädchen | Markus Meyer
Bélinde, dessen zweite Frau | Dorothee Hartinger
Angélique, Argans Tochter | Marie-Luise Stockinger
Louision, ihre kleine Schwester | Marta Kizyma
Cléanthe | Laurence Rupp
Dr. Diafoirus | Ignaz Kirchner
Thomas Diafoirus, dessen Sohn | Simon Jensen
Dr. Purgon, Argans Arzt | Johann Adam Oest
Fleurant, Apotheker | Hermann Scheidleder
Herr de Bonnefois, Notar | Hermann Scheidleder
Joachim Meyerhoff (Argan), Marta Kizyma (Louison) © Reinhard Werner
座席 Parterre（1階奥）5列0番
ブルク劇場でモリエール『病は気から』（1673年作・初演）を観てきた。題名はそのまま訳すと「病だと思い込んでいる男」。
自分を病だと思い込むアルガンは医者たちから過剰な診療・処方を受けている。家に医者がいたら素晴らしいと考えて娘のアンジェリックを医者のトーマと結婚させようとする。クレアントと結婚したいアンジェリックは反抗する。女中トワネットがアルガンに死んだふりをさせると後妻ベリーヌは財産にしか興味を示さなかったが、娘のアンジェリックは心から悲しんでくれた。最終的にクレアントと結婚することを許す、彼が医者になるという条件で。
上演は昨年12月にプレミエを迎えたプロダクションによる。ヘルベルト・フリッチュ演出。昨年の6月に観た"Ohne Titel Nr. 1"と同じ演出家。
事前に券を買ってなかったので劇場に行って列に並んでいたら男性に声をかけられた。1枚余っているらしい。10ユーロで買い中へ。少し後方よりだがそこそこ良い席。
演出は名前を伏せてもわかるくらいいかにもといった感じ。衣装、舞台、色、人の動かし方などなど。舞台はシンプル。中央と手前左右にチェンバロが置いてある。
あー面白かった。笑えた。観客みな爆笑。主役のアラガンを演じたヨアヒム・マイアーホフは毎度さすがの演技。アラガンの弟ベラルドは完全にカットされていた。女中（と言っても男が演じていたが）のトワネットがその役割も含めて演じていたようだった。
Joachim Meyerhoff (Argan), Dorothee Hartinger (Bélinde) © Reinhard Werner
Markus Meyer (Toinette), Simon Jensen (Thomas Diafoirus), Joachim Meyerhoff (Argan), Laurence Rupp (Cléanthe) © Reinhard Werner
Joachim Meyerhoff (Argan), Marie-Luise Stockinger (Angélique), Markus Meyer (Toinette), Marta Kizyma (Louison), Laurence Rupp (Cléanthe) © Reinhard Werner
最後はマントをきたアルガンが客席に向かって"Lassen Sie mich durch, hier ist ein Arzt."（「通してください、医者です」）と言って幕。
