フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

香月修『夜叉ヶ池』 GP 2013年6月22日 新国立劇場 中劇場

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香月修『夜叉ヶ池』

GP 2013年6月22日
原作:泉鏡花
台本:香月修/岩田達宗
指揮:十束尚宏
演出:岩田達宗
白雪:岡崎他加子
百合:幸田浩子
晃:望月哲也
学円:黒田博
鉱蔵:折江忠道
鯉七:高橋淳
弥太兵衛/蟹五郎:晴雅彦
鯰入:峰茂樹
万年姥:竹本節子
与十/初男:加茂下稔
新国立劇場合唱団
世田谷ジュニア合唱団
東京フィルハーモニー交響楽団

座席 1階左側15列あたり

 非常に大がかりな舞台によってわかりやすく、かつ幻想的な雰囲気が表現されていた。GPだったので、演出家やスタッフがいるのは当たり前だがオペラ劇場だと2階、3階に座ると1階の様子がまったくわからないのでただ観ているだけになる。それが今日は中劇場で、しかも1階に座ったので目の前でスコアを広げている人、機器の前に座っているひと、演出家、作曲家がいてGPとしての臨場感があった。客席にはそれなりに多くの人が座って聴いていて、GPの入場券も結構配られているのだなと思った。5日間の公演日程の中であれば砂川涼子が歌うキャストの公演を観に行こうかと思っていたが入場券をいただいたのだからこの際どちらでもよい。音楽は香月修が「誰でも口ずさむことが出来るオペラを創りたい」という考えのもと取り組んだだけあって、どこかで聴いたことがあるような、馴染みがあるような旋律が多く出てきた。

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