フィルハルモニ記

ドイツ文化・思想の人がオペラ・コンサートなどの感想を中心に書いているブログ

バレエ 『ラ・ペリ』 ベルリン国立バレエ団 2010年3月11日 ベルリン国立歌劇場

2010年3月11日(木) La Péri

振付、演出 ウラディーミル・マラーホフ

La Péri|Leila: Iana Salenko

Achmed: Vladimir Malakhov

Nourmahal: Beatrice Knop

Roucem: Arshak Ghalumyan

Staatsballett Berlin

 La Peri役はDianaなんとかっていう人が体調不良でIana Salenkoが踊った。Achmed役はVladimir Malakhovが踊った!振付して自分で踊る。音楽はなかなか良かった。でもあまり物語性が感じられない。短い曲のつなぎ合わせで。空き多いかと思ったらかなり埋まってた。なんでだろう。新制作だから?マラコフが踊るから?いやぁ今日面白かったのは前のおばさん二人が熱烈なマラコフファンのようで、アクメ(マラコフ)が踊った後の拍手の時には特に気合が入ってて(笑)カーテンコールの時は立ちあがって拍手しながら「ヒュー!」って、すごい元気だ(笑)

 右隣のおじさんは休憩後第二幕始まる前に、「前に乗り出してもいいんですよ、乗り出すとこっちが見えなくなると気にしてるのかもしれないけど別に乗り出していいですからね。」と言ってくれる。こういうのをいつも頭の中で新国の状況と比べてしまう。新国でよく観賞される方は経験あると思いますが。

 マラコフはやっぱり上手いんだなと思った。最後なかなか良い終わり方。ティンパニ昨日と同じ人。こういう劇場では日替わりでいろんな曲やるって情報としてはわかってたけど実際接すると違うな。新国もはやく専属オケ創設しないと。昨日に続き券通りの席で。やっぱり4階より絶対3階!今日はなんかあっという間に終わった気がする。まあもともと休憩入れて2時間だし。今日のオーケストラ良かったと思う。

 そうそう、今日直前にaltes Museumに行ってから劇場前に来たらLang Langが目の前通り過ぎて行った!なんか本を数冊両手で持ちながら。たぶん楽譜。あれは間違いない。この前のユンディ・リは違う可能性も確かにあるけど、今日のあれは確実。今週末にベルリン・フィルハーモニーで彼の演奏会があるし。こっちがあんまり凝視するものだから向こうも「ん?」って感じで。ちょっとこっちを見てた。

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